盗人の末路

定期的に父親の部屋から金を抜いている。

理由?

足りないからだよ。

 

うちの父はものを落としても気づかない。

無くなってても気づかない。

 

三田の家に住んでいた時は廊下一面に

小銭が落ちていた。

 

そこから綺麗な500円玉を拾っては

自分のものにするのが

私の楽しみだった。

 

父親の金以外は盗ったことない。(当然)

基本的に盗まれる側だった。

 

三田の学校に通っていた時、

近所に住んでいた一つ年上の子と

友だちになった。

 

今思えば完全に利用されてるだけだったけど。

 

その子の家庭はなんかくっそ複雑で

母親が自殺してて、

たぶん貧困で、

たぶん実父から虐待されていた。

いつも痣だらけだった。

 

最初は普通に優しかったけど

段々と私の家のものを盗んだり

(DSのカセット10個以上盗まれた)

 

何かと文句をつけては「弁償しろ」と

金を巻き上げてきたりしてきた。

 

挙句の果てに、私の家に落ちてる小銭まで

拾ってた。

 

その子の家には「お母さん代わり」の人が

居た。

1代目と2代目がいた気がする。

あれただの愛人だったのかな。。。

 

ある日、2代目の「お母さん代わり」から

謝罪の電話がかかってきて

一つだけカセットが戻ってきた。

 

真面目な人だなって思った。

娘と違って。

そっか、血が繋がってないもんね。

 

2代目の「お母さん代わり」の人が

その子の家で自殺をしたという話が

広まってきたのは

私が小3か小4の時の夏休み明けだった。

 

その子が家に帰ったら

部屋で首を吊っていたらしい。

 

それがショックでその子はPTSDかなんかになって、長野かなんかのクソ田舎の

実母の親戚の家に引き取られたらしい。

 

命は金で買えない。

 

家庭でも学校でも痛めつけられてて

どうしようも無かったその子の唯一の

不満の捌け口が私だったのだと思う。

 

なんかそれって

私がハムスター飼おうとしてるのと似てるね。

(どうでもいい)

 

地味に話が逸れたけど

 

なんだろう。

 

アレだよ。

 

 

盗人は何れ苦しむ

 

そして苦しいからまた盗む

 

最後は、

 

どうなるんだろうね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

罰を受けるのか。